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アフターレポート
Nippon2007では多数の企画が開催されましたが、イベント終了後の実行委員会からの募集に応えて、企画の主催者などから寄せていただいたレポートをここに掲載いたします。
机上理論学会発表会
実施日:9月2日(日)
出演者:加藤法之、渡辺ヤスヒロ、さうす
参加人数:70人前後(部屋から溢れていらしたので把握が曖昧です。)
企画参加者の海外 / 日本比:0/100
企画の感想:
まだまだ熱さ本番の9月2日。パシフィコ横浜会議棟421ルームにて12時より2時間、机上理論学会は高齢となった...じゃなくて恒例となったSF大会での発表会企画を行った。60人程度で定員と思われる同部屋には、有難いことに満員で入れないほど人が来て下さった。素直に嬉しい反面、部屋に入れず帰ってしまった方もいらしたことはこの場でお詫び申し上げます。と、そんな中で論じられた演目は、耳なし芳一の借金返済に始まり、新世代サンタのあり方、こむら返りを起こした大魔王や眠ってる最強兵士。果てはオーパーツ化したラムネ瓶の解析に、微分積分いい気分な浦島太郎の検証などだ。揃いもそろって参加者以外には何言ってるかさっぱり判らないであろう講演の数々だったのだが、相手を煙に巻き、あさってを向かせるほど評価が高いとされる当学会にあっては、聴衆の皆さんの反応がかくの如きものだったことは、喜ばしい限りだったのである。本大会もよろしくです。
怖い話をしよう
実施日:8月31日(金)(AM10:00〜11:00)
出演者名:史都玲沙、服部あゆみ
参加人数:分からない……30人〜40人の間くらい?
参加者の海外 / 日本比:これもよく解りませんが、10対1くらい?
パッと見では、2〜3人は海外の人がいたように思われます
企画の感想:
早朝の企画だったにもかかわらず、海外参加者を含め多くの方に来ていただけました。通算4回目の企画になるので、今までお話ししたことは軽く流したのですが、世界大会ということで当日初参加の方もいらしたので、もう少し詳しい話をお聞かせした方が良かったかも知れません。
参加者からのお話も適度に聞けて進行は悪くなかったと思いますが、やはり日本語オンリーでは海外参加者には不親切だと痛感しました。海外参加者から直接「都市伝説」をお聞きできる機会だったことを考え合わせると、通訳を手配すべきだったと思います。現実にはなかなか難しいことですが。
「都市伝説」自体は現在、ネットやケータイの普及でかなり変質しています。それは人が語る噂話、ひいては人のコミュニケーションが変容しつつある様を如実に反映していると言えるかも知れません。
地球テレビ−並行世界の人気者−
実施日:8月31日(金)
出演者: 竹4号・石川 仁・岡本 和久
参加人数: 約30名
企画参加者の海外 / 日本比: 0:1
企画の感想:
SF大会では3回目になる「地球テレビ」。今回は海外のTVドラマが日本で放映された時に行われたローカライズについて、映像を交えて語ってみました。世界大会を兼ねているということで、海外の参加者向けに日本版を選んでみたのですが、残念ながら海外からの参加者はいませんでした。まぁ、わりと古めの作品をチョイスしたので、日本の参加者でも懐かしく思ってもらえたのではないかと思います。映像を流しながらのトークという形式は、参加者へ伝えることは(拙いですが)できたと思えるのですが、参加者にももう少し発言してもらえたらとも、思いました。その為には、対応できるだけの資料なり準備なりが必要で、もっとこちらもスキルを上げないとと痛感しました。
今回、出演者が変わったり、ぎりぎりになって突然出演を依頼したりと、いろいろご迷惑をお掛けしました、手伝ってくれた友人、協力してくれたスタッフ、そして参加してくださいました皆さまに、感謝します。
ペリー・ローダン夏季講座2007
実施日:9月1日(土)
出演者:若林雄一
参加人数:50名
企画参加者の海外 / 日本比:日本100%
企画の感想:
最終的には、毎年恒例の企画をいつものように実施、という形になりました。とはいえ、今回、(1) ワールドコンであり、(2)SF大会初参加あるいは最近あまり参加していない方の参加がみこまれる、ということから、少々、工夫もしてみました。
工夫1.投影するプレゼン資料に解説図や画像を増やした。画像やコメントで「ドイツ人が見ても(語りが日本語でも)ここはウケてもらえるかな」という仕掛けを何箇所か作りました。結果的に海外の方は参加しなかったわけですが、進行をいつもより事前に良く練ることで企画の質的向上に寄与したと思います。
工夫2.わからなくても興味があれば、あとで読みかえせるレジュメを作る。やりすぎて、ちょっとした冊子になってしまいました。
工夫3.参加者全員、何かを持って帰ってもらおう……ちょうど、先々週にドイツでローダン2400話が刊行されたので、向こうの本屋に交渉して50冊を空輸しました。
上記の結果、参加者の皆さんにはそれなりにお楽しみいただけたようです。反省点の筆頭は、いつものことですが、出演者の健康管理が悪くて元気な声が出せなかったこと、でした。
日本SF図書館員協会第9回総会
実施日:9月1日(土)
出演者:なし
参加人数:40人弱?
企画参加者の海外 / 日本比:1:9 (海外の方が4人いたので,だいたい)
企画の感想:
バイリンガル企画ではなかったのに,なぜか海外の方が開始前から待っていらっしゃったため,急遽,協会員に同時通訳をしていただいて日英で実施しました。
時間切れで恒例の活動状況報告はできませんでしたが,「日本SF図書館員協会推薦図書」選定を行い,第1位『図書館戦隊ビブリオン』『図書館戦争』第3位『アルジャーノンに花束を』ほかを,よい子のみんなに薦めてSFの普及に邁進していくことを決定しました。なお,これまた協会員のご協力により,推薦図書リストおよびノミネート作品一覧を時刊新聞#53(2/Sep./2007
at 9:00)に掲載していただきました。
参加者のみなさまに心から感謝します!
ウィリアム・ギブソンと日本
"William Gibson and Japan: A Transpacific Feedback Loop"
実施日:8月30日(木)
出演者:鈴木・(CJ)・繁、中垣恒太郎、Trevor Knudsen
参加人数:100+ (床に座っている人も多数)
企画参加者の海外 / 日本比:日本比: 7(海外):3(日本)
企画の感想:
記念すべきワールドコン初日の最初のタイムスケジュールに配置されたこともあり、また、平日でパネルの数も比較的少なかったからか、想像もしえないほど多くの来聴者に恵まれた。実際は「英語」のみの企画であったのだが、日本語の冊子にはバイリンガル表記の誤記となっていたために、日本語での企画を期待していた方々は随分、戸惑ったようである。はじまるまではプロジェクターの設定から、パワーポイントの設定で戸惑ったが、始まるまでにはすべて準備が整った(スタッフの尽力に感謝!!!)。
ちょうどギブスンの新作_Spook Country_が発表されたばかりの時期でもあり、「パシフィコ横浜」という未来都市を思わせる会場であったことからも、日本ではじめてのワールドコンにて、ギブスンの名を冠したパネルを企画できてよかったと思う。ヴィジュアルや映像も用いながら、ギブスンの作品やエッセイから見られる「日本」と高度成長期・そして現在までいたる歴史的な「日本」を比較検討した。
セクシュアル・ジャパン――SF/SM的想像力の行方
"Sexual Japan: SF and SM"
実施日:8月30日(木)
出演者:鈴木・(CJ)・繁、中垣恒太郎
参加人数:100+ (床に座っている人も多数)
企画参加者の海外 / 日本比:日本比: 7(海外):3(日本)
企画の感想:
年齢制限を設けるという特記事項が目をひいたのか、企画実施前から少なからぬ反響をいただいた。今回のワールドコンでは海外から「日本の幻想文学」を検討する企画が複数、存在し、日本での開催によるワールドコンならではの「共振」を実感することができた。他の企画者のセッションとリンクすることは残念ながらほとんどできなかったが、近年の江戸川乱歩の映像化、沼正三『家畜人ヤプー』のマンガ版および映画化企画などの動きも参照しつつ、日本独自のジャンルである「幻想文学」の系譜に日本SFを位置づける試みは、さらに世界的視野で検討する必要性があるように思う。海外での「ワールドコン」でぜひとも「セクシュアル・ジャパン」第2ステージの機会を持ちたい。
知られざる日本のアニメ/マンガ
Re-Discovering Japan: The Unknown SF Masterpieces
in Anime/Manga Masterpieces
実施日:8月30日(木)
出演者:鈴木・(CJ)・繁、中垣恒太郎、ジェーニャ(Jenya)
参加人数:100+ (床に座っている人も多数)
企画参加者の海外 / 日本比:日本比: 7(海外):3(日本)
企画の感想:
大きすぎるテーマであったことからも、立ち見がでるほど集まってくださった来聴者の方々の期待にどこまでこたえることができたかまったく心もとないが、この企画は気楽に日本のアニメについて話をするという趣をもたせることにした。急遽ゲストとして、「ロシアのオタク親善大使」の異名をとるジェーニャ(外国人アキバ王選手権準優勝)に「ロシアでの日本のアニメ受容」について話してもらったのだが、おかげさまで大好評だった。日本では知名度が高いのに、海外ではあまり浸透していないアニメ作品を素材に、比較文化的な考察を試みるという狙いがあったのだが、フロアの方々とも楽しく対話を交わすことができた。
中つ国上級公務員試験2007
実施日:9月1日(土)
出演者:J・R・R・トールキン研究会 白の乗手
参加人数:約20人
企画参加者の海外 / 日本比:海外:日本が3:2くらい
企画の感想:
できるだけ英語対策をしたつもりでしたが、やはり準備不足の感は否めないものがありました。
特に後半部はもっといろいろ事前に練っておくべきだったと思っています。
とはいえ、イギリスのトールキンソサエティの方もいらしてくださるなど、いろいろと貴重な体験をすることができました。
日本特撮の明日
〜『空想科学ジュブナイル あの空のむこう』上映会&パネルディスカッション〜
実施日:9月1日(土)
出演者:池田憲章,矢的八十郎,島崎淳,石田宅司(企画担当者)
参加人数:約150名
企画参加者の海外 / 日本比: 1:100
企画の感想:
若き特撮映像作家島崎淳による特撮自主映画の上映を通じ、特撮作品のこれからを問うという企画でした。思った以上に広い部屋で当初は戸惑いましたが、恥ずかしくない程度のお客様に来ていただいてほっとしました。拙い進行も池田さん、矢的さんの絶妙のフォローのおかげで企画そのものは十分に楽しんでいただけたかとは思います。当日駆けつけてくれた映画出演者の方々、現場スタッフの方々にも感謝です。作品を通じて日本特撮界の現状や問題点を洗い出すとともに、特撮作品の今後についても熱いトークがなされ、時間の経つのもあっという間でした。反省点としてはせっかくのワールドコンだったにもかかわらず国外の方々に対するフォローが足りなかったこと。日本特撮の新しい動きをアピールするせっかくのチャンスだったのにこの点は大いに悔やまれます。今後日本でワールドコンが開催されるときにはこの点を必ず忘れずに、今回いろいろお世話になった皆様に恩返しをしたいと思っています。(文責:石田宅司)
ケロロ軍曹にみるリーダーシップ
実施日:9月1日(土)
出演者:島田喜美子、五十嵐智、尾山ノルマ
参加人数:100名
企画参加者の海外 / 日本比:5:95
企画の感想:
さすが人気のアニメ、ケロロ軍曹。朝一番のプログラムにも関わらず、会場は満杯、立錐の余地もないほどの入り。
企画が始まるやいな、会場のそこかしこから続々と侵略の報告が入る。いわく、「○○線沿線はすでに侵略されました!
○○区の○○地区は侵略を受けています。」
そう、地球は着々と侵略を受けていたのであった。
さて、その侵略者、ケロロ軍曹にリーダーシップはあるのか否か。 本企画のテーマにからみ、参加者から次々と事例が上がる。活発なディスカッションの結果、ケロロって、自分の欲望に忠実に突っ走っていると思いきや、イザとなったら小隊思いのいいやつじゃんという結論で時間切れに。
「機会があったらさらなる研究を進めたいところであります。」 (文:島田喜美子)
時刊新聞
実施日:(全日程)
企画の感想:
プログラムに時刊新聞の企画名が無い!!!と衝撃的な出来事からスタートした世界大会でした。
隣には本家さん「ニュースペーパー」さんがいるけど、自分たちの企画をする、自分たちのペースで企画を進める、全力で楽しむをモットウに活動しました。
成果はあったようで、参加した海外の方たちから励ましの言葉をもらったり、称賛の言葉をもらったりしました。
発行数も本編で108号、その他の新聞も数号発行できました。
日本の参加者の方のみならず海外の参加者もバックナンバーを集めてお土産にしていたようです。
終わってみれば楽しい大会でした。
機会があったらまた、世界大会で時刊新聞を発行してみたいとおもいます。
メイドステーションカフェNippon2007支店
実施日:8月31日(金)〜9月3日(月)
出演者名:メイドステーションカフェ企画参加人数:6人(メイド5名+店長)
企画参加者の海外 / 日本比:3/7
企画の感想:
世界中から日本に1000名以上の参加者があるため、「日本でやるんだったらオタク文化の極地のメイド喫茶でおもてなしでしょう」ということで、秋葉原の「メイドステーションカフェ」に声をかけて出店しました。
準備に半年かかけましたが、その甲斐あって出店した展示ホールで一番人気ではなかったかと思います。開店直後に社会見学でいらした高校生のグループが、レジの想定していた人数を超えていたり、向かいに展示したコミケブースの食堂と化していたり、いろいろと予想外の楽しい毎日でした。もちろん、当初目的の海外からのお客様にも満足していただけたようです。
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